なかなか知らない節約術 スマホ編

こんにちは、初登場のimaizumeです。
以前こちらの記事で電気料金を節約する意外な方法についてお伝えしましたが、今回はスマホでの節約術についてのお話です。
自分は5年前に初めてAndroid端末を買って以来、ずっとスマホやタブレットを使っています。
ここ2,3年でスマホの性能は飛躍的に上がり、ネットサーフィンや動画の閲覧、オンラインゲームなどを利用する機会がが増えたことで、より多くのデータを通信をするようになりました。
そこで出てくる悩みの種といえば…そう、通信料ですね!
みなさんも高額な請求に悩んでいませんか?
中には毎月の請求額が5千円や1万円はくだらないという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回はそんなあなたにぴったりの節約術をご紹介します!
救世主MVNOの登場
MVNOとは、大手の携帯電話会社以外で通信サービスを提供する会社の総称で、自社で回線を持たずに、通信サービスのみを提供しているのが大きな特徴です。
実はこれらのMVNOの通信サービスを使うとスマホの通信料をぐっと抑えられるんです!!
自分の場合、1ヶ月のスマホ代はなんとたったの2,300円です!!
どうですか、これをみて「えっ、私のスマホ代、高すぎ!?」と思ってしまいましたか?
もしそう思ったならば、ぜひこの記事を読んで乗り換えを検討してみてください。
主なMVNO一覧
主要なMVNOには
- BIGLOBE
- OCN
- mineo
- DMM mobile
- LINEモバイル (2016年夏から)
などがあります、結構たくさんあるんですね!!
BIGLOBEやOCNは、元々パソコン用や固定電話向けの通信を提供していた会社なので、名前は聞いたことがあるという人も多いかもしれません。
また今年の夏からLINEが提供開始予定のLINEモバイルにもかなり注目が集まっているので、これからスマホを買う予定の方は要チェックです!!
MVNOを使って良かったこと
自分は3年近くMVNOを使っていますが、そこで感じたメリットは以下のとおりです。
1. 料金が安くなった
はっきり言って、最大のメリットはこれ。
自分はBIGLOBE SIMの6GB通話付きプランを使っていますが、1ヶ月の支払いがたったの2,300円!!
ちなみに6GBのプランは比較的たくさん使う人向けのプランなので、4GB以下であれば2,000円以下のプランが主流です。
ね、かなりお得でしょ??
2. 他社への乗り換えがスムーズにできる
現在大手キャリアの契約には通称「2年縛り」と呼ばれるルールがあり、一度契約すると2年間は他社に乗り換えることができません(日本だけの謎ルール)。
契約期間中に他社に乗り換えると、違約金という高額な手数料を払う必要があり、なんとその額は1万円以上になることも!!
しかし、MVNOなら好きなタイミングで契約を開始/終了できるため、思い立ったらすぐに他社に乗り換えできるというメリットがあります。
違約金のことを気にして買い換えない OR 乗り換えない…なんて面倒くさいことはもうやめましょう!!
3. 通信クオリティは大手とほぼ同じ
中には「MVNOだと通話品質や通信速度が落ちるのでは」と心配される方もいるようですが、そこはご安心を。
自身の経験上、ふだん使いの範囲では全く問題ありません!!
地下鉄の中でもYouTubeを快適に見れていますし、外でパソコンと繋いでインターネットもできています!!
なぜならMVNOは、物理的にはNTTやKDDIなどの回線を借りてサービスを提供しているため、それらの基地局がカバーしている場所なら同様に通信が可能なのです。
4. その他メリット
会社によっては追加の特典として
- 無料のWi-Fiスポットが使用できる
- 系列のポイントがたまる
- 余った通信料を家族と分け合える
などがついてくるところもあります。
詳しくは契約前にHP等で詳細を調べてみてください。
MVNOに乗り換えるには
ここまで読んでMVNOのメリットは感じてもらえましたでしょうか?
それでも「メリットはわかったけど、いきなりMVNOに乗り換えろって言われてもなぁ…」という方も多いかもしれません。
そこで次はMVNOへの乗り換え方をざっくり解説したいと思います。
その前にまず、スマホで通信するのに必要な「スマホ本体」と「SIMカード」についての知識が必要です。
スマホ本体は言うまでもなく、皆さんが普段手に持って使う電話本体です。
一方、端末とは別にSIMカードというチップも必要で、これは電話番号や通信料金などを管理する情報が入ったチップのことです。
これをスマホ本体に挿すことで、電話番号や通信プランなど契約している本人であることを認識し初めて通信ができるようになります。
実は大手のキャリアと違い、多くのMVNOはSIMカードしか販売していません。
つまりスマホ本体は別売りのものを買わないといけないわけです。
このSIMカードがない、かつSIMカードをカードを交換自由なスマホを「SIMフリースマホ」と言います。
SIMフリースマホの購入方法と注意点
実は大手キャリアで売られているスマホは、たいていの場合 SIMフリースマホではありません !
ですので、例えばある大手キャリア(A社)のスマホを使っている人が、そこからSIMカードだけを抜き取ってMVNO(B社)のSIMカードに挿し替えても動作しないようになっているのです!
もしこれをやりたい場合は「SIMロック解除」という(日本だけの謎)儀式を執り行わななくてはいけません(その詳細は本記事では割愛させていただきます)。
ですから筆者としては、いっそのことSIMフリースマホを新規購入してしまう方が良いと思っているのでそちらをおすすめしています。
ではSIMフリースマホはどこで買えるのでしょう?
自分はGoogleの公式サイトから販売されているNexus 5Xを購入しました。
Googleから発売中のNexus 5X (引用: Google Play Store)
Googleから出ているスマホは、Android端末の中でも特に信頼性が高く、まず「ハズレはない!!」と断言できます!!
iPhoneであればもっと簡単で、お近くのApple StoreやオンラインストアにSIMフリー版のiPhoneが売られているはずです。
また以前使っていた端末は、EXPANSYSという香港の業者から購入していました。
初心者には取っ付きづらく怪しい感じの会社にも見えますが、ここは世界的にもメジャーなSIMフリースマホの販売業者です。
その他、英語が苦手という方は国内でもSIMフリースマホを扱っている店舗があります。
しかしいずれの場合も、動作保証などの条件はよく確認してから購入されることをおすすめします。
SIMカードのサイズ比較 (引用: SIM道場入門)
その他購入するときの注意点
まずはSIMカードの大きさ。
現行のSIMカードには
- SIM
- micro SIM
- nano SIM
の3種類があり、端末ごとに対応するサイズが異なります。
MVNOとの契約時に、どれを使うかを聞かれるので、事前に端末を決めたうえで対応するSIMを調べておきましょう。 (自分のNexus 5Xはnano SIMでした)
なおカードの種類による料金の違い等は一切ありません。
また稀に日本の電波方式に対応していない場合がありますので、メーカーのページで仕様を見て電波方式に対応しているかを確認しておくと安心です。
Nexus 5Xの場合は仕様のページに対応する電波方式が掲載されています。
ただし「どう見て良いかわからない」という人は、国産のメーカーやSamsung, LG, ASUSといった日本でもメジャーなメーカーのスマホを選ぶというのが一つおすすめの選び方です。
またこちらのように、対応している端末を検索できるMVNOもありますので参考にしてみてください。
ユースケース: 我が家のスマホ代
余談ですが、我が家は全員MVNOのSIMカードを使っていて、各自以下のような料金プランとなっています。
使用者 | MVNO | プラン(1ヶ月あたり) | 料金 (税抜き) |
---|---|---|---|
自分 (大学生) | BIGLOBE | 6GB (通話あり) | 1,950 円 |
弟 (大学生) | OCN | 3.3GB※ (通話あり) | 1,600 円 |
父 (会社員) | BIGLOBE | 3GB (通話なし) | 700 円 |
母 (専業主婦) | OCN | 3.3GB※ (通話あり) | 1,600 円 |
※ 110MB/日のプランを1ヶ月=30日として計算
家族全員4人で1ヶ月のスマホ代が6,000円切ってるんですよ!!
これならご両親に提案すれば、家族全員で無駄な出費を抑えて親孝行にもなること間違いなしですね(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
途中少し難しいところもあったかと思いますが、少し勉強すればすぐにでも契約できますし、月々のスマホ代を数百、数千円も節約できると思えば、チャレンジしてみる価値は十分あるかと思います!!
浮いたお金を貯めて、新しいスマホに買い換えるなんてこともできますよね♪
また通話をほとんどしないという人はSkypeなどのIP電話を利用して、SIMカードは通話なしのプランを選択するとさらに料金を下げられるかもなと思いました。
毎月のスマホ代を安くしたい方はもちろん、そうでない方も自分の家のスマホ代を調べて、MVNOへの乗り換えをぜひ検討されてはいかがでしょうか。