2016年06月13日
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格闘ゲームのススメ

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(引用元:4Gamer.net)

はじめに

この記事では、筆者のゲーム論について述べています。

ゲームについては皆さん、さまざまな意見を持っていると思います。
ポリシーもさまざまですので、僕の意見は他の人のそれを否定するかもしれませんが、ここで述べているゲーム論は「僕の」ゲーム論です。

違った意見があったとしても、僕はそれを否定するつもりは一切ないことを先に強調しておきます。

ゲーム

皆さんは、ゲームはお好きですか?

僕は大好きです。僕はゲームを愛しています。ラブです。ライクではなくラブ。アイラブゲームベリーマッチです。

でも残念ながら、そうでない人もたくさんいます。時間の無駄である、ただのガキの遊びである、という風に言われることも少なくありません。ただ僕は、その意見もわからないわけではないのです。

なぜならば、ゲームに対する取り組み方によって、その成果を感じられるかどうかが変わるからです。

この記事では、2D格闘ゲームを”そこそこに”やり込んだ(自称)、僕の「ゲーム論」を伝えていきたいと思います。

 

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(引用元:4Gamer.net

格闘ゲームとは?

コンピュータゲームのジャンルにおいてはアクションゲームの一種として分類できる。
大別して、上下左右の動きだけで奥行きのないもの(2D)と、奥行きのあるもの(3D)の2種類がある。
プレイヤーは多数のキャラクターの中から自分の使用するキャラクターを選び、
互いに攻撃しあい相手の体力をなくした方が勝利となるシステムが一般的である。
(引用元:対戦型格闘ゲーム – Wikipedia)

格闘ゲームについて名前だけは知っている、という人は多いのではないかと思います。

広がるe-Sportsという楽しみ方

ここ最近、ゲームについてe-Sportsという楽しみ方が広がっています。

e-Sportsとは、コンピュータゲームをスポーツ競技としてとらえる呼び方のことです。ゲーム大会で多くの賞金を支払うことができるアメリカや韓国では既に一般的になりつつあります。日本ではまだ、「たかがゲーム」という風潮がぬぐい切れていないようですが、e-Sportsはビジネスとしても充分な力を秘めています。

例えば、昨年のCapcom Cup 2015で行われた、2D格闘ゲーム「ウルトラストリートファイターIV」の大会では、総額で25万ドル(約3000万円)もの賞金が支払われました。格闘ゲームの熟練されたプレイは、それほどに熱狂できるジャンルであるという良い証拠でしょう。(ちなみにこの大会での優勝賞金は約1500万円で、優勝者は日本人でした。)

最近ではテレビなどのメディアにも、日本のプロゲーマーが取り上げられることが増えてきていますので、これから先、e-Sportsが日本でも普及していくことを期待しています。

さて、海外では既にe-Sportsが認められつつある文化であることは、ご理解いただけたのではないでしょうか。

それではこれからは、「なぜ格闘ゲームは、面白いのか?」について述べていきたいと思います。

格闘ゲームの面白さについて

対戦型ゲームは、反射神経や操作の正確性、判断力、読みの鋭さといったスキルが勝敗を分けます。もちろん、このようなスキルはサッカーや野球などの、身体を使ったスポーツでも同様に重要視されています。日本では、この「身体を使った」ものをスポーツとする文化が根強くありますが、海外ではそのスキルの高め合いと競い合いをスポーツ、と定義しているようです。

そのため、ゲームプレイヤーに対する偏見は日本とは比較にならないほど少ないです。

事実、能力をどんどん高めていき、究極までたどり着いたプレイヤー同士が競うという意味では、スポーツも格闘ゲームも、本質は同じです。そこには今までに幾度となく練習してきた成果があり、相手の裏を掻こうという読み合いがあり、お前より俺の方が強い、お前より俺のほうが正しいと主張するように、意地と意地のぶつかり合いがあります。本気で取り組んだ物について競い合い、熱い戦いに挑む。こうした熱い思いのぶつかり合いに観戦者もともに熱狂するのです。

繰り返しますが、スポーツも格闘ゲームも、本質は同じです。

格闘ゲームとアクションゲームの違い

最初に述べましたが、格闘ゲームは、「相手の体力をゼロにしたほうが勝ち」です。しかも対戦する2人に与えられているものは全く同じです。ドラゴンクエストやファイナルファンタジーといったRPGとは違って、レベルを上げれば数値的に有利ということはまるでありません。どのキャラクターを操作するかによって性能の差は生まれますが、使えるキャラクターはお互いに同じです。

ということは、相手が自分と同じものを持っているにもかかわらず、相手よりも自分のほうが多く攻撃を当てていかなくてはならないということです。何も考えずに行動していては、安定して勝つことはできません。相手に技を当てるためには根拠が必要です。

ゲームをプレイしたことがない人にはピンと来ないかもしれませんが、普段、僕たちはゲームをプレイしている時「自分が出したい結果のための行動」を取ります。平たく言うなれば、「敵を倒す」という結果のために何をすればいいか考えているわけです。

それが顕著に現れるのが、アクションゲームです。アクションゲームでは敵キャラクターはプログラムによって決められたパターンに沿って動きます。

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(図:自身の考えを元に自作、アクションゲームの場合)

ランダムで動くならば、それはただのジャンケンになってしまいますからね。大攻撃の前には攻撃をタメるためにしばらく停止するとか、独特のポーズを取ってから飛び込んで来るとか。そういったパターンを見切っていくと、「この技を回避した後は攻撃が確定で入る」などということがわかっていき、最終的には安定して戦いに勝つことができるようになるというロジックです。

格闘ゲームだと、それが複雑化します。

なぜならば、そのキャラクターを動かしているのは「人間」であるからです。プログラムで行動するAIとは違い、ゲーム内で定められた技の性能などを除き、行動パターンは人によって当然異なってきます。アクションゲームでは「この技を回避した後は攻撃が確定で入る」という状況がありました。しかし、相手が人間であるため、「この技を回避された後は攻撃を確定で入れられてしまう」ということを学習されてしまいます。それを学習した相手は、「相手はこの技を読んで、回避をしてくるのでそれを更に読んで、ダッシュで距離を詰めてみよう」といった風に対応してきます。それを逆に読み切れば、こちらは「ダッシュしてくるから技を事前に出して、ダッシュを止めよう」と考えることができます。

これを繰り返して行くのが格闘ゲームです。ただ決まりきった行動を読むアクションゲームと違い、格闘ゲームに絶対に負けない行動はありません。相手の行動を読みきり、予想を上回ることができて初めて勝つことができるゲームです。更に、相手の行動に対する対策も思いつかなくてはいけないので、知識や発想も必要です。

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(図:自身の考えを元にがんばって自作、格闘ゲームの場合)

相手が何をしてくるのか?相手が何を考えてこの行動をとったのか?ならば自分はどうすればいいのか?

しかもその対戦相手がどこまでこのゲームを知っている人なのか、知り合いで何百試合もやった人なのかによっても対応が変わってきます。

先ほどの例では最初に、技を回避して当てると言いましたが、これを無敵技をぶつけて返す人もいれば、ガードして様子をみる人、ジャンプして逃げる人、技をあわせて潰してくる人、さまざまです。

そのように様々に変化する相手の行動に臨機応変に対応する力も必要になってきます。安定して勝つためには、これらのさまざまな能力が必要となってきます。

安定して勝つことができたとき、あなたは「強い」格闘ゲームプレイヤーであると言えるでしょう。

格闘ゲームが僕に与えてくれたこと

格闘ゲームは僕に、2つの力を与えてくれました。

1つ目は、目標地点にたどり着くためには何が必要なのかを考える力です。

ゴール地点は決まり切っています。相手の体力をゼロにすれば勝ちなのです。ですが、ゼロにするために何をするか、という部分には膨大な数の手段があります。飛び込んで殴る、走り込んで投げる、ずっと相手が何かするのを待ち、対応する・・・そのどれもが正解ですが、それと同時にそのどれもが、相手に読まれた瞬間に通らなくなります。そのため、相手にいかに読まれないように自分のやりたい事をするのか。それが重要になってきます。書いてしまえば当たり前の事なのですが、僕はゲーム好きを自称しておきながら、これを理解していませんでした。ただガチャガチャやって、反射神経だけで相手の行動を咎めて、勝った負けたをして遊んでいました。

ゲームは実は、深いジャンルなのです。

2つ目は、相手のことを思い、考える力です。

何をすれば相手はどんなアクションを起こすか、それが格闘ゲームで勝つためのスキルそのままでした。なので、相手に特定のアクションを起こしてほしい時、自分が何をすればいいかを逆算し、行動することができるようになりました。こうすれば相手は喜んでくれるだろう、であるとか、こうしたほうが自分の意見が通りやすいだろう、といった感じですね。

もちろん百発百中ではないですが、その観点を得ただけでも充分な収穫でした。

最後に

ゲームは時間の無駄です。そうかもしれません。

ゲームは暇つぶしの手段です。それも正解です。

ゲームは趣味です。それもまた正解でしょう。

ゲームは仕事です。それもあり得る話ですね。
僕は、本当に大切なのは「一生懸命にその物事に対して全力で研究する」ことだと思います。

先にそのゲームを始めていたプレイヤーと戦い、負け続けて、何日も何日も挑み続けてやっと1勝する。
何度やっても勝てない相手にぶつかり、心が折れそうになりながらまた研究を繰り返す。
相手の裏をどうやったら掻けるか、相手の体力を最も効率よく奪うにはどうしたらいいか考える。
そうしたら、ある日気がつくんです。先駆者の人と、五分で戦えている自分に。

その過程で、何も得ないという事があり得るでしょうか。

僕は格闘ゲームをやろうと思ったとき、人の気持ちがわかるようになりたいだとか、目標達成力の向上をしようと思ったわけではありませんでした。

しかし結果的に格闘ゲームは、思わぬポイントで僕の力になってくれました。

何か好きな物が見つかったとき、是非「こんな事はお金にならないし、意味ないや」と辞めてしまうのではなく、続けてみてください。

きっと将来、思わぬところで役に立ってくれると思います。

そういったものが何も思いつかないというなら、そうですね・・・

格闘ゲームなんてどうでしょうか?

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